38万円で本ができた共同出版、自費出版、協力出版、個人出版、企画出版、商業出版、本作り、編集、本の販売、原稿の書き方前口上 ブログ仲間の質問に答えているうちに表題の本になりました。ここにはその全文を紹介しています。発売以来1年間以上、アマゾンの『自費出版』ジャンルの1位を記録して来ました。 このたび加筆訂正して『2007年版 個人出版(自費出版)実践マニュアル』として発行しました。ここに収録した旧著を読んで頂ければ、概要はご理解頂けると思います。 個人出版がおもしろい そして全面改訂版がこの本 ⇒ 完売・品切れです。この本の全面改訂版が『個人出版(自費出版)実践マニュアル』です。 ↓ 第一章へ 【項目紹介と各章へのリンクを用意しました】 第一章 もっと手軽に自分の本を作れたら ■誰もが手軽に自分の本を作れるように ■この本はウェブログから生まれた ■私は「両国の隠居」です ■さらに、この本の製作費は三十八万円で実現しました ■なぜ自費出版を個人出版と言い換えたのか 第二章 自費出版・協力出版と懸賞募集の甘い罠 ■個人の経費で本を作る人が増えてきた ■「協力出版」という名の甘い罠 ■すべてが仕組まれた罠にしかすぎない ■懸賞募集の甘い罠 ■懸賞募集の裏側 ■ここまでくれば詐欺そのものでは ■読者という存在 ■読者のいない本って何? ■読者のニーズに応えられないようでは 第三章 自分の本を作りたい理由を考えよう ■島崎藤村や宮沢賢治が自費出版に踏み切った理由 ■本でないと伝わらない思いもある ■個人でも採算のとれる本作りを提案したい ■まずはテーマ設定と読者対象の見極めです ■定価換算原価率、四十%以内でないと採算が取れない理由 ■まだまだかかる営業経費 ■私が「個人出版」と呼ぶ理由 ■ある出版社の話 ■一人出版社 ■出版事業もまた自己表現なのかも知れない ■個人出版も一人出版社も、自己表現。そして編集者も 第四章 本にする原稿をまとめよう ■誰もが情報発信をする時代 ■文字で自己表現する人の底辺が広がった ■それでも本にすることとの間に障壁が ■ブログと本づくりで新たな世界が広がる ■文章で伝えることの意味 ■ブログは本作りの前段階 ■意外と読みにくい ブログの文章 ■ブログにはブログ用、本には本のための文章構成が必要です ■私流ブログ用の文章の書き方 ■ブログ用文章を本の原稿用文章に書き改める ■読みやすい文章にはリズムがある ■ひらがなの海に漢字を浮かべるように ■起承転結が文章の基本 ■一般書・実用書の原稿のまとめかた ■伝えたいポイントを整理する ■実用書では、文章を書く前に写真や図表、イラストを整理します ■文字の多い本の場合は、小見出しとページ割りを考えよう ■読者の予備知識を引きだすことがベースになる ■強調すべき点は言葉を代えて繰り返す ■一冊の本の構成はワンパターンのほうがいい ■目次を見たときに、全体の流れが分かる構成を ■やはり最後は第三者の目が必要です 第五章 自分の本を売ってみよう ■自分で直接売れないような本が、売れるわけはない ■その本の存在を知ってもらうことの大切さ ■本ができてからでは遅いのです ■まずはブログで自己PRから始めよう ■ ブログなら、本の中身も紹介できる ■私の本の場合 ■どのようにして本屋さんに本が並べるのか ■インターネットショップも「正常ルート」の延長 ■効率を考えるとやはり「出版取次」利用 ■このようにして本屋さんに本が並ぶ ■出版社と出版取次の取引き条件 ■卸し値だけでない取引き条件 ■売り買いされる取次口座 ■個人で作った本を書店に並べるには ■効率的なのは、既存の出版社の利用 ■「本屋さんに並べます」には踊らされないでください ■協力してくれる出版社はいくらでもある ■印刷にかかる前に、発売元出版社との打ち合わせが必要になる ■発行元と発売元を分けることもできる ■発売元を使い分けています ■ある女性編集者の思い出 ■手がけた本への思い入れ ■一冊でも多くの本を読者の手元へ届けたい 第六章 安く本を作る方法を考えよう ■機械の大型化の弊害が、出版物にも ■それでも三百万円は高すぎる ■出版社の固定経費が膨れ上がった ■さらに、外装にこだわる風潮が拍車をかけた ■厚化粧を落とせば安くなる ■本屋さんの本棚とレジまでの距離は遠かった ■集中すべきは、本の中身を良くすることでは ■装丁の大切さを否定しているわけではありません ■安く作る方法は、いわばプレハブ建築に似ています ■規格を決めたら、次には「同時進行」です ■この本と同じ程度なら五十万円もあれば充分です ■ちょっと先を越されたかな ■出版社自身が原点に戻らなければ ■総合という名の陳腐な「一般的出版社」 ■だったら、一人出版社を始めよう 第七章 物書き稼業と編集者稼業の裏表 ■著者名という名の新たなブランド商品 ■著者名があとから付いてくる ■ブランドイメージの薄れた出版社 ■著者のブランドイメージに頼る出版社 ■今や著述も共同作業 ■物書き・作家になる方法 ■小説家になる方法 ■ある作家の場合 ■作家デビューの方法 ■コピーライターになる方法 ■実用書・一般書のライター兼編集者になる方法 ■翻訳者になりたい人に一言 ■文章を書きたい衝動って ■自分のスタンスが分からずに迷走する編集者 ■分業化・専門化がもたらした編集者への弊害 ■編集者にこそ出版流通の現状を知って欲しい 第八章 昨今の出版業界のお寒い事情 ■本を作る現場での実感です ■文芸書の実態 ■一般書、実用書の実態 ■社会科学書の実態 ■児童書・教科書の実態 ■ビジネス書・宗教書の実態 ■様変わりした出版業界 ■そしてまた同じような本ばかりができあがっていく ■三匹目のドジョウを狙え ■物まね出版社とぶったくり出版社 ■出版って本当にマスコミですか? ■出版することが凄いんだろうか? ■何を、誰に。書籍に不可欠な二つの要素 第九章 いまどきの本屋さんと物流事情 ■本との出合いの場を大切にしたい ■恐るべき万引きの実態 ■カメラ付き携帯電話の恐怖 ■本屋さんはショールーム ■金太郎アメのように同じ品揃えになる理由 ■なぜ、こんなに本屋さんが多いのか ■袋小路に追い込まれた本屋さん ■さらに同じ品揃えに拍車がかかった ■じゃあなぜ、それでも大型店の出店が相つぐのか ■中小の本屋さんは生き残れるのか ■それでも、本屋さんの生き残る道を考えないと…… ■本屋さんと出版社 ■データーだけでない、何かが必要なのでは ■でもいまは、それも一概には勧められない…… ■本屋さんとハリーポッター第五巻 ■二〇〇四年九月一四日のブログ ■二〇〇四年一〇月二五日、「楽天日記」への投稿 ■同じ日の「楽天日記」への投稿 ■委託制度に支えられ、本が巷に流れた ■再販制度が物流の背景にあった ■返品率の増大が委託制度の根幹を揺さぶった ■改善策のはずが出版物の多様性に打撃を与えた 第十章 出版業界こぼれ話 ■書名に悩む出版社 ■もしかしたらこの人が最初かも ■書名だけの本の話 ■月末は新刊ラッシュ ■月末への集中は、これからも避けられない ■月末の新刊ラッシュの弊害 ■年間を通してみると同じことが |